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アフターメンテナンス情報公開

[2014.06.11]

アルミ製レールが溶け異物出現!?

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症状

浴室3枚引き戸のアルミ製縦枠及びレール部が溶け、空いた穴より乳白色の異物が出現した。

原因

採取した異物を北海道立工業技術センターに持ち込み、ATR法によるフーリエ変換赤外分光分析にて試験を行った結果、主に気密性や防水性を確保する為に隙間等に充填するコーキング剤の成分である事が解った。

対象住宅は、平成12年竣工の温泉を引いた造成浴室。引き戸枠と浴室内の接合部をコーキング処理しており、温泉の湯気がコーキングを劣化させその劣化箇所から湯気が引き戸枠内に侵入し、アルミ製の縦枠及びレール部を腐食させコーキングが溶け出たものと推測。

対策

引き戸枠内へ湯気の侵入を防ぎ腐食を抑制するには、コーキング剤の打ち替えをお薦めします。アルミ製の引き戸枠に関しましては、穴の補修は可能なもののレール部は重みの掛かる部位である為、補修しても亀裂が入る可能性が高いと思われますので、取り替えをお薦めしました(温泉施設等ではアルミ製の枠で2・3年、ステンレス製で5年程で交換しているそうです)。

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