[2014.07.07]
窓スリーブに隙間が出来た!!
症状
平成23年に竣工したお宅の浴室窓スリーブのコーキングが切れ、サッシとスリーブとの間に5mm程の隙間が出来た。
原因
スリーブと木材をコーキングや両面テープで押さえ、サッシとスリーブをコーキング処理するのが基本的なスリーブの施工方法。この事から、ビスなどで固定していないスリーブは、構造材の伸縮に付いていけず、柔軟性のあるコーキングでも限界がきてコーキングが切れてしまったと推定。
対策
このような事象が複数件のお宅で起きているという事実から、メーカーではスリーブの上からビスにて固定するよう指導するようになったとの事。
本件は、築3年弱という事もありメーカーより無償にてスリーブの交換をして戴きましたが、どうしても美観を損ねるという事でビスの固定はお断りし、コーキング処理だけでお引き渡し同様の状態へと修復致しました。
サッシとスリーブに隙間があれば、そこから結露水や入浴した際にお湯などが侵入し、構造材の腐食やカビなどの発生も考えられますので早急に対応が必要です。まずは、施工された会社へご相談下さい。